京都市に住む人々の葛藤 - 市民生活と観光の間で

「京都はロクな街じゃない。」

そう喋るのは京都市鍵屋町に40年以上住むご夫婦である。

私は今回京都市の鍵屋町に住むご夫婦にインタビューさせてもらった。ご夫婦によると鍵屋町若宮通りは昔、表に出て年寄りが喋り、子供達もはしゃぎ回っていたという。

しかし、今の若宮通り一体はほとんどが⺠泊や空き家になった。

今回インタビューに答えてくれたご夫婦


近くの小学校を解体し「何を作るか」という話し合いで、地元の人々は「老人ホーム」と「託児所」を求めていたという。

しかし、その願いは叶うことなく、観光客向けのホテル建設が進んでいる。

現在建設中のホテル


京都市の住⺠は話しかけやすくフレンドリーな方が多い。

今回のインタビューも快く承諾してくれた。
そんな住⺠と関われる京都市だが、この街は観光客も多い。

京都市には毎年5000万人もの観光客が訪れ、京都市の財政は観光客に支えられている。観光と暮らしが一体化しているこの街だが、住む人々にとっては多くの悩みがあるのだと実感させられた。

社会とつながる文学部 Ryukoku Letters +Social

龍谷大学文学部での「学び」を活かし、大学生たちが京都市下京区の「魅力」を独自のテーマで切り取ったオリジナルマップの制作に取り組んでいます。

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