和と洋の素敵な出会い|Kaikado Café - 擬洋の国へ 〜fall in〜

はじめに

突然ですが、皆さんの自宅には“茶筒”がありますか?「そもそも茶筒って何だろうか?」という方もおられると思います。開化堂は“茶筒”で有名な京都の老舗です。

その老舗が、2016年に七条河原町にて<Kaikado Café>というカフェをオープンしました。趣のある西洋建築の外観とスタイリッシュで洗練された店内が見事に融合しています。


外からの様子

店内の様子

茶筒と共に歩んで144年

開化堂は創業が1875(明治8)年ですから、なんと今年で創業144年目です!ちなみに、下京区は誕生してから140年なので、下京区より歴史のあるお店です。

開化堂の代名詞である茶筒は、人の手で作られており(職人による分業制)、とても精緻な作りが特徴です。

丁寧に茶筒を作り続けて144年。それが開花堂というお店です。



親子の思いとリノベーション

では、なぜ茶筒を作る開化堂がカフェをオープンすることになったのでしょうか?

その原点には、コーヒーが好きで、かつ工芸品を一般の方にも身近に感じてもらいたいと考えた5代目会長の思いと、現会長である6代目の思いが一致したことにあるようです。

建物はもともと、1927(昭和2)年に市電の車庫兼事務所として建てられたもので、それをリノベーションして現在のお店になりました。



どのようなお店なのでしょうか?

そんな歴史深い<Kaikado Café>には、普段どのようなお客様が来られるのでしょうか?

ご年配の方、30代、40代の方が多く見られます。街中から少し外れた、落ち着いた場所にあるため、よりリラックスして過ごすことができそうです。

お店のおすすめメニューについては、どの商品も厳選された仕入先から選んだ商品であるため、一つに絞ることが難しいようです。

“茶筒”のお店らしく、メニュー表に日本茶が載っているところが特徴的です。



最後に一言

開化堂の歴史が144年間あるように、和と洋の素敵な出会いによってできた

<Kaikado Café>。このお店も長く多くの人々に愛され続けて欲しいと思いました。




『Kaikado Cafe』

住所:京都市下京区住吉町352 河原町通七条上ル

HP:http://www.kaikado-cafe.jp/

営業時間:OPEN 10:30–19:00 (L.O.18:30)

CLOSE 木曜日、第一水曜日(夏季休業、年末年始休業有)



社会とつながる文学部 Ryukoku Letters +Social

龍谷大学文学部での「学び」を活かし、大学生たちが京都市下京区の「魅力」を独自のテーマで切り取ったオリジナルマップの制作に取り組んでいます。

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