古書の香りに包まれる|谷書店 - 香を利 〜香りが導く利の旅へ〜

“本の香り”を意識したことはあるだろうか。

手元に本があれば、今すぐ嗅いでみてほしい。(たっぷりとインクのしみ込んだ活字の多い本ならなおよし!)

そして、その「香り」が好きな方はここを訪れてみてはいかがだろうか。

交通量の多い堀川七条の交差点にひっそりと建つ谷書店の店舗

谷書店は昭和17年(1932)創業の古書店である。

本が好きな人ならきっと、吸い込まれてしまうであろう、魅力的な外観のお店だ。

80年以上の歴史がある店内に入ると、本の香り、特に新しいものでは味わえない古書の香りに包まれる。

壁一面に所狭しと並ぶ大量の本に圧倒されクラクラしてしまいそう。(店内に約五千冊、倉庫にはもっと多くあるらしい!)

ここでは、様々な分野の本を販売、買取しているが、圧倒的に多いのが仏教書だ。特に浄土真宗関係のものが充実している。

どんなお客さんが多いのか尋ねると、僧侶や学生が多いのだそう。本願寺と龍谷大学のすぐ近くだからだろう。

店主さんに古書店のやりがいを尋ねたところ、

「お客さんがすでに絶版となっている本を探していて、そういう本を見つけていただいたときかなぁ。」と、微笑んでこたえてくださった。

 

掘り出し物の1冊を求め。あなたもぜひ谷書店を訪れて、古書の香りに包まれてみてはいかがだろうか。



『谷書店』

TEL: 075-361-7695

京都府京都市下京区七条通油小路西入土橋町198

社会とつながる文学部 Ryukoku Letters +Social

龍谷大学文学部での「学び」を活かし、大学生たちが京都市下京区の「魅力」を独自のテーマで切り取ったオリジナルマップの制作に取り組んでいます。

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